キリマンジャロを楽しむ

キリマンジャロとは

世界中で愛されているコーヒーの1つが、キリマンジャロに他なりません。
キリマンジャロとは中央アフリカ東部に位置する、タンザニア連合共和国で生産・加工されたコーヒー豆(アラビカ種)の事です。
標高が凡そ5895メートルもある、キリマンジャロ山の麓の町アルーシャ、モシ近くで栽培されています。
この界隈は標高1500メートルから2500mもあり、大規模工場生産方式(プランテーション)で栽培されているのが特徴的です。
生豆は緑灰色で、他の品種に比べるとやや大粒でもあります。
国民1人あたりの国内総生産(GDP)に占める、農産物の輸出割合が比較的高い事からキリマンジャロはタンザニア連合共和国にとって、外貨獲得の為の貴重な資源であると言っても過言ではありません。
キリマンジャロは抜群の知名度を誇ってはいるものの、全世界におけるコーヒー豆収穫量の1%程度に過ぎないというのが実情です。

キリマンジャロの歴史

キリマンジャロに関する歴史は古く、1890年代にまで遡るところから始まります。
当時のアフリカ東部はドイツの植民地下にあり、レユニオン島から東ウサンバラ(首都ダルエスサラームの北約300km付近)にコーヒーノキの苗木が持ち込まれたのです。
プランテーション経営によって大量に栽培されるようになったものの多雨、奴隷貿易の廃止や労働力不足等幾つもの要因が複合的に重なった結果、失敗に終わります。
その後キリマンジャロ山域にギリシャ人やドイツ人等がコーヒーノキの苗木を持ち込み、東ウサンバラ同様にプランテーション経営を行うようになったのです。
1910年代半ば頃になると、100前後のプランテーションで約200万本もののコーヒーノキが栽培されるまで規模が拡大しました。
しかし当時は市場においてキリマンジャロが高く評価される事はなく、中東のイエメンまで輸送された後、「モカ」としてヨーロッパ各国へ輸出されていたのです。

キリマンジャロの楽しみ方

他の品種(モカやコロンビア、ブルーマウンテン)等に比べると、キリマンジャロはやや酸味が強く香りが豊かであるという特徴があります。
品質の高さという面においては、他品種の追随を許しません。
ご自身で焙煎する際は、フレンチローストにしたほうがよりコーヒー本来の味を楽しめるでしょう。
ネルドリップ若しくはペーパードリップで、じっくりと抽出するよう心掛けましょう。
ミルクや砂糖を加えても、香りは勿論味も損なわれる事は殆どありません。
様々なコーヒーをブレンドし、コーヒー本来の味や香りを是非お楽しみ下さい。

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